自分のポジションは人に与えられるより、自分で見つけた方が楽しい
FSCサッカースクール では練習の最後は、もちろんゲームである。ほとんどの子どもはゲームが大好き。
(中には、鬼ごっこが一番好きという子もいる。それはそれでいい。)
ゲームをするといつも同じサイドにいる子どもがいる。
もちろん、そのポジションが好き。ボールがもらいやすい。チームでそのポジションをやっているからそのポジションの練習をしたい。
いろんな理由でそこにいるのだと思う。それはそれでいい。
ただ、僕は、サッカーの楽しさの一つは自由だと思っている。
その自由という楽しさも知ってもらいたい。
サッカーのルールブックでは、ポジションの記載があるのは、ゴールキーパーだけである。他のポジションは存在しない。
便宜上、作られたもの。効率よく試合を運ぶために作られたものがポジションで時代によりシステムと言われるものも変わる。
だから、与えられたポジションをこなすだけでは、もしかしたらサッカーの楽しさの一部しかわからないかもしれない。
FSC では子ども達の大好きな独自ルール「瞬間キーパー」なるものが存在する。
自陣のペナルティーエリア内で最後に「キーパー」と叫んだ人が手を使えるルールだ。
つまり、キーパーでさえ誰でもなれるルール。
攻めて、守って、キーパーもやって、サッカーの楽しさを存分に味わってみてから自分のポジションを考えてみてもいいのかもしれない。
自分のポジションは人に与えられるより、自分で見つけた方が楽しい。
少なくても人生ではそうであると、僕は思う。
だから、まずはいろんなポジションをやってみよう。